生きがいは痩せること
過食症になる前、ダイエットを始めた頃
ダイエットを始めた頃は、とにかく食べませんでした。
いわゆる限りなく絶食に近い状態を続けていましたね。
口にする食べ物も、あめ玉1個とかチューインガム1個とか本当に食べ物とは言い難いものばかりでした。
たまに栄養のことも考えて、カロリーメイトのような類のバランス栄養食を食べたりしていました。
それも全部食べるというのではなく、半分とかひとかけらだけとかしか食べませんでした。
それだけでなく、私の場合は運動も続けていました。食べずに運動すればもっと痩せるに違いないって思っていたのです。
あの頃は、「別人のようにガリガリになってやるんだから」という執念を燃やしてダイエットに取り組んでいましたね。
効果はテキメン
私の場合は、比較的早い時期に効果があらわれたと思います。
頑張れば頑張るほど、体重が落ちてくれたので、すごくやりがいがありました。
「なんだ、やればできるじゃん」って、自分の頑張りに対して、すごく誇らしい気持ちになったのでした。
それで、ますますやる気になってしまって過酷なダイエットを続けてしまったのです。
あの頃は、体重計に乗って100グラムでも減っていたら、物凄くうれしくて本当にしあわせな気持ちでした。
「我慢が報われること」にたまらない快感を覚えるようになったのです。
気がついた頃には、誰の目にも明らかなくらいホッソリしてきました。
学校のみんなからも、「痩せてキレイになった」と褒めてもらえるようになって、実に鼻高々な気分でした。
太ることへの恐怖
「痩せた」ことに対するなんともいえない誇らしげな気持ちと満足感は、やがて、太ることへのとてつもない恐怖心に変わっていきました。
もう目標体重も完全にクリアできたし、前のように食べたっていいじゃないって、自分に言い聞かせて食べようとすると「このまま食べるようになるとまた太ってしまって、前の私に逆戻りしてしまうのでは?」という思いが頭の中に充満してくるのです。
そしたら、怖くて怖くて、食べられなくなってしまうのでした。
とにかくあの当時の私の「太ることへの恐怖」というのはハンパではありませんでした。
今思えば、食べること、すなわち食べ物を身体の中に摂り込むことが、完全にストレスになってしまっていたのです。