下剤の乱用
過食症患者の誤った下剤の使い方
下剤とは要するに便秘薬のことです。
下剤は、便秘の状態によって、緩下剤と峻下剤に使い分けられます。
一般的にドラッグストアや薬局で手に入りやすいのは、緩下剤の方だと思います。
このほかにも、刺激性下剤、塩類下剤、膨張性下剤、浸潤性下剤などといった種類があるようです。いずれの下剤も、本来の役割は腸の中にたまってしまった便を外に排出することです。
食べ過ぎたものを外に出したり、痩せるために飲むものではもちろんありません。
便になってしまった状態で、食べ物の栄養は体内に吸収されてしまっているわけですから、下剤を飲んでも痩せられるわけがないのです。
上から出ない分を下から出す?
私の場合も、下剤を乱用していた時期があります。最初、まだあまりうまく吐けなかった頃ですね。
本当に今考えれば、あの時はなんて無謀なことを平気でしてしまっていたのだろとゾッとするのですが。
なんといいますか、食べるだけ食べて、吐いてしまってもあまり思うように吐けなくて、まだ体内に残っているような気がして・・・。
その残っている分を下剤で出してしまえばいいやって、そんなことを真面目に考えていたのでした。
それにどれだけいっぱい食べても、下剤を飲むと食べた分が全部外に出てくれて、チャラになって、太らないような気もしていました。
今思えば、下剤はあの頃の私にとって精神安定剤のようなものだったのかもしれません。
下剤乱用の恐怖
下剤を乱用するのは、身体にとって非常に危険なことのようです。とにかく体内にある電解質のバランスがおかしくなって、カリウムが大量に足りなくなってしまうのだそうです。
カリウムが不足すると、場合によっては不整脈を引き起こしたり、心不全を起こして死に至ることもあるのだとか・・・。
さらに、腸のはたらきそのものもおかしくなってしまいます。
もう下剤なしには排便できなくなってしまったり、肛門の筋肉が緩んでしまって、それこそ便の垂れ流し状態になっておむつが外せなくなってしまうこともあるそうです。
本当に恐ろしいことですよね。
私も、何も知らずにあのまま続けていたらと思うと背筋が寒くなります。