過度の運動
過食症患者の運動と消費カロリー
過度の運動、すなわち運動のしすぎ。
これは、過食症の浄化行動としてよく見られるケースのようです。
ちなみに浄化行動とは、食べ過ぎによって体重が増えることを阻止するための行動のことです。
無理矢理吐いたり、下剤や利尿剤を乱用したりすることも全て浄化行動にあてはまります。
運動すればカロリーが消費されますよね。でも運動だけで食べた分のカロリーを消費させるとなると、かなり大変です。
運動による消費カロリーは、体重や基礎代謝量によって多少バラツキがありますが、一般的に100カロリーを消費するのに30分歩くことが必要になってきます。
つまりプリン1個食べると、30分間歩かないといけなくなるわけです。
絶対に太りたくないという気持ちの強い過食症の私の場合ですから、ひたすら運動していたこともあります。
ちなみに当時の私の主な運動手段は、ルームサイクルとルームランナー。どちらかといいますと、ルームランナーの方をよく利用していました。
ルームランナーは、自宅にいながらマラソンができるといったスグレモノの運動グッズです。
これはマラソンが趣味の父が、ウォーミングアップ用に使用しているもので、どのくらい走ったかの距離が具体的な地名で表示されていました。
異常な浄化行動
1日チューイングガム1個で、そのルームランナーの上を何時間も走り続けたことがあります。
実際に走っているよりは幾分楽だとは思いますが、もう汗だくでフラフラになりました。
ルームサイクルも食べ過ぎたと思ったら、反射的に乗って最低でも1時間はこぎ続けていましたね。
あの過食症がひどかった頃を振り返って当時のことを振り返ると、本当になんて自分の体にひどい試練を与えてしまっていたことだろうと、自分の体に対して申し訳ない気持ちでいっぱいです。
当時はまだ高校生で比較的体力もあったので、あんな無茶苦茶なことをしても大丈夫だったのでしょうね。体もなんとかついてきてくれたのでしょう。
ランナーズハイという現象をご存じでしょうか?
長時間走り続けていると、βエンドルフィンと呼ばれる脳内麻薬のような快感物質がまん延して、すごくハイになってきて心地よくなってくることらしいです。
私も、そのランナーズハイになってしまったようなのです。
「こんなに走ってこんなに苦しい思いをしているのだから、もっともっと痩せてくれるに違いない」
なんて思うと、走る苦しさよりも、楽しさや嬉しさの方が何十倍も勝っていたんです。